- 世界初歯周病治療器「ブルーラジカル P-01」を導入
- ブルーラジカル P-01とは
- 従来の歯周病治療との違い
- ブルーラジカルP-01による歯周病治療のメリット
- 「Blue Radical P-01」と 患者行動変容アプリ「ペリミル」
- 治療費用
- 治療の流れ
- ブルーラジカルをご案内できない方
- 注意事項
ブルーラジカル P-01開発者
世界初の歯周病治療医療機器『ブルーラジカル P-01』
開発者 菅野太郎教授（東北大学大学院／右）と当クリニック院長（左）
世界初歯周病治療器「ブルーラジカル P-01」を導入
当院では、重度の歯周病を非外科的に治療できる最先端の治療器「ブルーラジカル P-01」を導入しています。この治療器は、厚生労働省から「歯周治療・歯周炎・歯周ポケットの殺菌・スケーリング」として正式に医療機器承認を受けています。
ブルーラジカル P-01は、3％過酸化水素水と405nmの青色レーザーを用いた「ラジカル殺菌」技術を採用しており、デンタルプラーク内部の細菌を99.99%まで殺菌します。また、超音波振動によって歯石やプラークも物理的に除去できます。この方法により、重度の歯周病にも非外科的に対応し、歯を保存する可能性を高めることができます。
重度の歯周病でお悩みの方は、芦屋市の歯医者・歯科 しんたに歯科医院まで、お気軽にご相談ください。
このような方におすすめ
- 重度の歯周病でお悩みの方
- 歯周ポケットの深さが気になる方
- 外科的治療を避けたい方
- 歯のぐらつきや膿に悩んでいる方
ブルーラジカル P-01とは
ブルーラジカルP-01（Blue Radical P-01）は、重度の歯周病に対する新しい治療法として注目されている先進的な医療機器です。この治療器は、従来の超音波振動治療と比較して、より高い効果を発揮します。
革新的なラジカル殺菌技術
従来の超音波振動のみの治療法では、特に重度の歯周病になると細菌の取り残しが発生することが多く、抜歯や抗菌薬の投与が必要となるケースがありました。しかし、Blue Radical P-01では、3％過酸化水素水と405nmの青色レーザー光を用いた「ラジカル殺菌」技術を採用しています。この技術により、短時間でデンタルプラーク内部の細菌を殺菌することが可能です。
ラジカル殺菌
青色レーザー照射によって過酸化水素水が分解され、フリーラジカルが生成されます。このフリーラジカルが細菌を酸化させて99.99%殺菌します。
超音波振動との併用
超音波振動を利用して歯石やプラークを物理的に除去しながら、ラジカル殺菌で深部まで効果的に細菌を殺菌します。
従来の歯周病治療との違い
これまでの歯周病治療器は、主に歯垢や歯石の除去に使用されており、歯周病治療としての明確な効果が証明されていませんでした。しかし、Blue Radical P-01は治験により、従来の治療法と比較して歯周ポケットを顕著に減少させることが証明された唯一の治療器です。そのため、ステージⅢ・Ⅳの重度の歯周炎に対しても、歯周ポケット内の殺菌とスケーリングを同時に行うことができる、非常に効果的な治療法です。
しんたに歯科医院では、この先進的な治療法を取り入れ、患者さんに最適な治療を提供しています。歯周病でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
ブルーラジカル
超音波振動＋ラジカル殺菌の場合
過酸化水素とレーザー照射を組み合わせたBlue Radicalは、虫歯菌や歯周病菌を99.99%除去します。人体に影響を与えず、安全で効果的な治療が可能です。
ブルーラジカルP-01による歯周病治療のメリット
高い殺菌効果
ブルーラジカルP-01の特徴は、過酸化水素水に光を照射してヒドロキシルラジカルを生成し、歯周ポケット内を効果的に殺菌することです。既存の殺菌剤（例えばクロロヘキシジンなど）は、プラークの表面にある菌体外多糖を通過するのが難しいのですが、過酸化水素はプラーク内部に浸透しやすい特性があります。日本では過酸化水素の使用濃度は3％に制限されていますが、ブルーラジカルP-01はこの制限内でヒドロキシルラジカルを生成し、短時間でポケット内部を強力に殺菌することが可能です。
痛みの軽減
ヒドロキシルラジカルによる歯周ポケット内の殺菌は、従来の機械的操作や外科的処置を伴わないため、患者様の痛みや不快感を大幅に軽減します。器具の先端を歯周ポケット内に挿入する必要があるため、浸潤麻酔は必要ですが、術後の痛みは軽度であることがほとんどで、約10％の方に軽い痛みが感じられる可能性があります。
治療時間の短縮
ブルーラジカルP-01は、迅速に効果を発揮し、治療時間を大幅に短縮します。従来の歯周外科治療では、切開や縫合、抜糸などで時間と手間がかかっていましたが、ブルーラジカルの照射は1歯あたり平均5分（部位により3～7分）で済むため、短時間で効率的に治療を受けられるのが大きなメリットです。
「Blue Radical P-01」と 患者行動変容アプリ「ペリミル」
「ペリミル」は、患者が自身の口腔内に興味を持ち続けることを習慣化し、歯周病の根本的な原因である怠慢や放置を解消することを目指した、革新的なコミュニケーションアプリです。
東北大学の菅野太郎教授らが提唱する「歯周病は、患者が“歯に興味がなくなること（ネグレクト）”から始まる」を防ぐために、「ペリミル」は患者様の行動を変えるサポートを行い、生活習慣病である歯周病のリスクを軽減します。
アプリの特徴は、スマートフォンを通じて以下の情報を提供することです。
治療情報のチェック
ブルーラジカル P-01」による治療時間や内容、経過をスマートフォンで確認できます。
リスクの可視化
歯ごとのリスクや全体の炎症状態がわかりやすいイラストで表示されます。
歯磨き指導:
歯科衛生士からのコメントで歯磨き指導を受けられ、歯磨きタイマーを使って習慣化をサポートします。
これにより、患者様は次の予約までの間も歯科医院とコミュニケーションを取りながら、自分の口腔内の状態を把握し、適切なケアを続けることができます。
「ペリミル」と「ブルーラジカル P-01」と組み合わせることで、高効率で低侵襲な歯周病治療を提供するとともに、患者様自身によるデンタルプラークの蓄積防止を習慣化することができます。 当院では、この新しいアプローチにより、歯周病の予防と治療において、より良い結果を実現します。
治療費用
ブルーラジカル治療の流れ
ブルーラジカル治療をご希望される初めての方へ
ブルーラジカル治療をご希望の方は、受付にお伝えください。
ブルーラジカル歯周治療（保険適用外）は高度な技術と施術計画が必要なため、初回のご来院時にいきなり施術を行うことはできません。当院では、まず患者様のお悩みをお聞きし、歯周病の状態を正確に診断します。その後、最適な治療計画を立てるために、精密検査を行います。検査結果に基づいて、治療プランや料金の詳細をご案内いたします。検査費用などについては医院までお電話にてお問い合わせください。
1カウンセリング
初めにカウンセリングを行います。
お口のことで気になることやお悩みをお話しください。
2精密検査
お口の中全体を検査させていただき、歯周病の症状を診断・診査いたします。
3治療計画の提示
患者様に合わせた治療プランと料金を詳しくご提案いたします。
４治療開始
患者さんに合わせた治療を行っていきます。
ブルーラジカル治療後、3ヶ月後に確認の検査と治療後の経過を確認いたします。その結果をもとに、今後の治療の流れを相談させていただきます。
ブルーラジカル治療をご希望の方
現在当院にて治療を受けられている方
治療を希望される患者様は、ご予約の上、担当医または担当衛生士にご相談ください。詳しくご説明いたします。
ブルーラジカル治療を目的に通院をお考えの方
下記の予約はこちらよりご予約をお願いいたします。
ブルーラジカル歯周治療（保険適用外）はまずはカウンセリング、精密検査を行ったうえで判断しています。
かかりつけ歯科医院があり、
継続的な歯周病治療を受けている方
まずはかかりつけ医院にて以下の書類を揃えてください。
- 直近4ヶ月以内の歯周検査表（歯周ポケットの数値がわかるもの）
- かかりつけ医院からの紹介状
これらの書類を当院にお持ちいただくか、郵送してください。書類を確認し、歯周病の状態を判断いたします。
ブルーラジカルをご案内できない方
- 局所麻酔注射ができない方
- 妊娠されている方
- ペースメーカーを使われている方
- 光過敏症の方
- 無カタラーゼ症の方
注意事項
※必ずお読みください
- 治療時間や回数は、治療する歯の種類や数、またその重症度によって異なります。
- ブルーラジカル治療後、処置した歯茎が一時的に白くなることがありますが、通常1日で元の色に戻ります。
- ブルーラジカル治療を行った歯の虫歯治療や補綴治療は、原則として自費治療となります。
- ブルーラジカル治療は、歯周ポケット内の無菌化を目指す処置ですが、その後の口腔衛生管理が不十分な場合、再感染が起こり、期待通りの結果が得られないことがあります。
- ブルーラジカル治療が効果を発揮しなかった場合、再度のブルーラジカル治療、歯周外科治療、または抜歯などの外科処置を検討することがあります。
- ブルーラジカル治療は、過酸化水素水を用いて殺菌を行う装置です。
- そのため、失われた歯周組織を再生するものではなく、細菌による歯周組織の破壊を防ぎ、歯周病の進行を抑えることを目的としています。
- 歯周病はセルフケアが大きく影響するため、当院では術前・術後の口腔衛生管理を重視しています。
- そのため、当院で基本治療を受けられた方、または他院でメンテナンスを受けられている方にブルーラジカル治療を提供しています。
- 他院でメンテナンスを受けられている方は、かかりつけ医院から直近4ヶ月以内の歯周ポケット検査結果および治療希望箇所が写っているレントゲン写真をご用意ください。