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こんなに違う!歯垢と歯石の違い

こんにちは。院長の新谷です。
立春を迎え、暦の上では春の始まりとされますが、
まだまだ寒い日が続いていますね。

そんな寒い時期に咲く「梅」の花ですが、
よく似た花に「桃」や「桜」があります。
皆さんは、これらの見分け方をご存じでしょうか?

実は、花びらの先が丸ければ「梅」、
割れてハート型になっていれば「桜」
尖っていれば「桃」という違いで
見分けることができます。

もう少し春が近づけば、
花々が咲きはじめるので、
それが何の花なのか当ててみるのも
楽しいかもしれませんね。

さて、そんな
「一見似ている」と思われているものが、
皆さんのお口の中にもあります。
それは、『歯垢』『歯石』です。

 

◆歯垢は1億以上の細菌の塊!

歯垢(プラーク)とは、歯の表面につく
白くてねばっとしたやわらかい汚れです。


歯垢は「食べかす」などの
単なる汚れではなく、細菌の塊。
1㎎の歯垢には、およそ300種類、
1億個の細菌が存在しています。


しかも、歯垢は粘着力があり、
水で溶けることもないため、
うがいなどで取れることはありません。


歯垢をしっかり除去するためには、
ブラッシングなどで
丁寧に磨き落とす必要があるのです。


特に、
1.奥歯のみぞ
2.歯と歯の隙間
3.歯と歯ぐきの境目


など、隙間の多いところほど
歯垢も溜まりやすいので、
意識して丁寧に磨くようにしましょう。

 

◆歯ブラシでも取れない!かた~い『歯石』

 

『歯石』とは、
歯垢が石のように硬くなったものです。


歯みがきで取りきれなかった歯垢
だ液に含まれるカルシウムなどと結びついて
石のように硬くなったのが歯石です。


歯の表面はきれいに見えても、
「下の前歯の裏」や「奥歯の頬側」、
さらには、
「歯ぐきの中」に
歯石がつくこともあります。

また、歯垢と違って、
歯石は歯にこびりついているため、
ご自身で取ることはできません。


歯石を取る道具も販売されてはいますが、
無理に取ろうとすると、
歯ぐきを傷つけてしまう恐れもあるので、
必ず歯科医院で除去してもらいましょう。

 

◆放っておくと歯を失う!?

歯垢や歯石を放置すると、
むし歯や歯周病、口臭の原因になります。


しかも、
「歯と歯ぐきの隙間」に歯垢や歯石が溜まると、
細菌が「歯周ポケット」をつくり
さらに奥へと侵入します。


細菌は歯肉に炎症を引き起こし、
歯を支える骨が溶けて
最終的には歯が抜けてしまうです


そして、歯周病は自覚症状が少なく、
重症化するまで
なかなか気づくことができません。


気づいたときには
歯が抜ける手前だった…
といったことにならないよう、普段から
「気をつける習慣」を身につける必要があります。

 

◆二人三脚で歯を守る!

「自覚症状の無いものを
どうやって気をつければいいのか」


そこで大切なのが
歯科医院での
定期的なメインテナンスです!


歯科医院によるメインテナンスでは
歯石をしっかり除去し
むし歯や歯周病のチェックも行います。


そしてもうひとつ大切なのは
日ごろの歯みがきをはじめとした、
皆さまご自身による
セルフケアの徹底です。

 


歯科医院では、歯みがき指導などを通じ、
皆さまのお口の状態に合わせて、
より適切なアドバイスも行っています。

 より適切なアドバイス

皆さまのセルフケアと
私たちのプロフェッショナルケアを習慣にして、
歯垢や歯石のない
きれいなお口を維持していきましょう!

しんたに歯科医院
〒659-0015
兵庫県芦屋市楠町15-2 グランデアステール1階
TEL:0120-963-118
URL:https://kireinaha.com/