独Mile社ジェットウオッシャーを導入しました
ドイツMile社製ジェットウォッシャーを導入しました。このウォッシャーディスインフェクターは医療器具の洗浄・すすぎ・高レベル消毒までを全自動で行う機器です。循環水量が毎分500リットルと歯科用最大級のヒーター内蔵可変循環ポンプにより高圧洗浄・熱水消毒で確実な洗浄を行うことができます。国際規格IS15883の中で規格化されている洗浄と消毒のプログラムで熱水消毒を行います。当医院ではさらに、さらにオートクレーブにて芽胞を含む全ての細菌を死滅させる滅菌工程を行っています。
熱水消毒においてウォッシャーディスインフェクターに関する国際規格(ISO15883)があり、歯科で使用される器具はクリティカル(無菌組織や血管系に挿入する器具分類)およびセミクリティカル(正常な粘膜・体液または傷のある皮膚に接触する器具分類)なものが多いため、ウォッシャーディスインフェクターによるA0値3000の消毒レベルが望ましいとされています。
当医院に導入されているミーレジェットウォッシャーはB型肝炎ウイルスやHIVなどの病原体をも完全に不活性化する高レベル消毒洗浄を可能とした、A0値3000の基準に適合する医療機器となっております。当医院でなっておりはウォッシャーディスインフェクターの導入により洗浄工程のさらなる確実性向上を図ってまいります。
また、今回の導入のもう一つの目的は実は「医院スタッフの安全確保」であります。歯科医院では洗浄すべき器具に形状が鋭ったものが多くあり、器具洗浄時に自らの手指を誤って刺してしまう事例が起こる可能性がありました。この危険な器具洗浄工程をウォッシャーディスインフェクターの導入で自動化したことで、器具は感染性が無い状態にまで洗浄されますので医院スタッフにとって非常に安全になりました。機械で出来ることは機械に任せてしまい、医院スタッフは人にしかできない患者さん対応等に専念していければと思います。